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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
大切なカメラといつまでも 横浜カメラサービスは 機械式カメラ修理専門店です。 
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平素より横浜カメラサービスをご愛顧頂き誠に有り難うございます。
誠に勝手ながら2月1日〜3月31日までの2ヶ月間新規受注を停止させていただきます。
近年多くの修理の御依頼を頂戴し、お客様には感謝の念に堪えません。
特に昨年は御依頼を多くいただき、バックオーダーがかなり溜まってしまいました。
お預かりしたカメラの修理完了まで大変長くお待ちいただく状況が続き、非常に心苦しく思っております。
これ以上お客様にご迷惑はお掛けできないと判断し、当面の間新規受注を停止し、バックオーダーの消化に勤めることにいたしました。
新規受注の再開は4月からを予定しております。
また、受注停止中もお問い合わせへの対応、再修理の受付は今まで通り行います。
ご迷惑をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。

横浜カメラサービス 店主

上記に加えまして、昨年家族が怪我をして入院しまして、近々に要介護状態で自宅に戻ることになったために、私事ではありますが、バタバタしております。
お店を開けている時間も不定期となっておりますので、ご来店いただく際は予め連絡を戴きますと幸いです。
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2017.02.04 / Top↑
今回は旭光学のPENTAX MXです。

R0013930.jpg

旭光学は1975年6月にそれまでねじ込み式レンズマウント機に替えて、ほぼ同サイズでバヨネット・マウントのKシリーズをリリースしたものの、オリンパスのM-1,OM-1が引き起こした小型化の波に翻弄されてしまった話は過去に何度か書いたとおりです。
そして1976年11月に登場したのがこの機械式小型軽量マニュアル機PENTAX MXです。

見ての通り、使い込まれた上に長い眠りについていたようで、かなりばっちい状態。
R0013933-7.jpg
まずはざっと掃除して動作確認を行います。
モルト劣化、ファインダー汚れ&カビ、レンズカビ
シャッターは高速側は概ね良好ですが、低速がちょっと引っかかる感じです。

早速分解していきます。
このカメラは上カバーのペンタ部の内側にと、巻き戻しレバーの根本に厚みのあるモルト(遮光用の黒いスポンジ)が貼り付けられていて、どちらも経年変化で酷いことになっています。
R0013967.jpg
ペンタ部のモルトは遮光の用途ではなく、上から露出計基板を押さえつける役目を果たしているのですが、調整用の半固定抵抗に染みいって接触不良や電子部品の足が錆びる原因になっています。
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大抵こんな残念な感じになってます。
この時代のカメラは中の方までモルトを使っていますので、分解整備をしながら新しい物と貼り換えます。
オリンパスのOM-1のようにプリズムを侵していないだけまだましですが・・

モルトは遮光に、ホコリよけの密閉に、クッションにと色々と便利な素材だったのでしょう。
しかし今は修理人の憂鬱の種です。

分解する時はシャッタースピード表示部とそれを動かすワイヤーに注意します。
R0013982.jpg
このカメラはシャッタースピード表示部に非常に細いタングステンワイヤを使っています。
これを切ってしまうと、同じ太さでこの部分の張力に耐えるのワイヤーが手に入りません。
代替で太いワイヤを使うとファインダー内のシャッター速度の表示が徐々にずれるようになってしまいます。
大切なカメラの整備はプロにお任せを。

シャッターとワインド部です。
R0013987.jpg
清掃・給油・グリスアップなどを行います。

このカメラのスローガバナは下面に付いています。
R0013993.jpg
赤いペイントはメーカーで調整後ロックした部分ですので、弄らない方が無難です。
きちんと調整するには測定器が必要ですが、そもそもこんな所を弄らずに整備で復調させるのが基本です。
そんなわけで、清掃給油で、スローの不調は解消。

ミラーボックス
R0013990.jpg
PENTAX ME以降のミラーボックスはゴム部品の劣化で動かなくなる不具合が多いのですが、MXは違う物が使われています。

一連の整備が終わったら、ミラーボックスを組み込みます。
フレキ基板を元通りにもどして、露出計を調整すれば整備はほぼ完了。

このカメラから後はおでこのAOCOマークの彫り込みがなくなっまいました。
R0013931.jpg

外装はかなり綺麗になりました。
_DSC1592.jpg
MXはシャッターが不安定な個体が多いのですが、このカメラは中々優秀でした。

このカメラまだまだ使えますよ。

Pentax MX
発売:1976年11月 旭光学工業
形式:TTL 露出計内蔵式 35mm一眼レフカメラ
マウント:ペンタックスKマウント
シャッター:機械式布幕横走りフォーカルプレンシャッター B,1~1/1000秒
露出計:SPD又はGPDセンサ使用TTL方式 ファインダー内LED表示
発売時価格:ボディのみ48,000円 (ブラックボディ51,000円)
      50㎜F1.4付77,400円


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2014.12.12 / Top↑
久々の修理記事です。
ここのところもっぱら営業日案内だけを出すという体たらくで、修理記事を求めてきた方には期待外れのブログとなってしまいました。
修理ネタは存分にあるのですが、時間が・・・

今回はだいぶ前に修理をしたCanon EFです。

1973年(昭和48年)発売。
_DSC1586.jpg
キャッチフレーズは -- 光を生けどる本格的AE一眼「太陽と影」Canon EF --

もう30年近く前の話ですが、親友が入手したのを見せてもらったのを思い出しました。
その頃私はPENTAX SVを使っていましたので、EFは最先端の技術で作られた未来的なカメラに見えました。
Canon EF修理前
このカメラはキャノンのFシリーズの中では異色の存在で、シャッターは半電子化された社外製のコパルスクエア(メタル、縦走り)が搭載されています。 またFシリーズの中では唯一オート露出を備えています。(シャッタースピード優先)

当時未来的に感じたCanon FEですが、技術的には過渡期の要素が多く含まれています。
一見電子化されたカメラに見えますが、シャッターが電気の力を借りて秒時管理をするのは1秒以上の超スローシャッターのみで、1/2秒から高速までの常用域は機械シャッター動作です。
露出計は受光素子に応答速度が速いSPCを使う新しい回路になっていますが、AE機構はオーソドックスな針押さえ式オート。
他にはファインダー内の表示や、外部のLEDが使われています。

何だかやりきっていない感じですが、当時ニコンのNikomatやコニカはメタル縦走りシャッターでしたし、旭光学のPENTAX ESは布幕横走りですが電子化を実現していましたので、キャノンからもこういったカメラを出さざるを得なかったのかもしれません。
いずれにせよキャノンなりに未来を先取りしたカメラであったことに違い有りません。

さて、今回お預かりしたカメラですが、シャッター不調、露出計表示不安定等が見られます。
電子部分の故障はお手上げなのですが、機械的な部分、接点整備などでベストを尽くします。

長年の汚れが蓄積しています。
Canon EF 巻き上げレバー
この巻き上げレバーと同軸のシャッターダイヤルはこの後のAシリーズに引き継がれました。

上カバーを取ると中は結構綺麗です。
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写真はプリズムの左側ですが、露出計スイッチにあまり見かけない物が使われています。

さくっと分解して各部を整備します。
R003908.jpg
順番に配線と部品を外して前板を取るとシャッターユニットがあらわになります。
シャッターユニットの左側上部にあるのがスローシャッター用のソレノイドです。
シャッターダイヤルとのリンクは紐で行っています。

左肩のフィルム感度設定ダイヤルの下は右肩のシャッタースピードダイヤルと糸で繋がっていて、フィルム感度、シャッタースピードの設定と相まってメーターの回転角を決定します。
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ミラーボックスの横には針押さえ式のAE機構が付いています。
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シャッタースピード優先オートの場合、シャッターボタンを押した後ミラーが跳ね上がる間に露出計の針を押さえて固定し、その針の位置に従って、レンズの絞りをしぼり込まなければなりません。
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大抵の一眼レフはミラーが上がるとシャッター幕が走り出しますので、ミラーボックスに簡単なガバナ機構を設けて、ミラーアップ時間を稼いでAE機構動作に余裕を持たせています。

この時代の電子カメラはスイッチ接点等の接触不良が不具合の原因である場合が多いようです。
各部の清掃、給油・グリスアップを行い、接点の清掃、低速ソレノイドの脱脂を行った結果全ての不具合の症状はなくなりました。

Aシリーズへの架け橋となったCanon EFですが、縦走りメタルシャッターはAシリーズでは採用されませんでした。
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格好いいですね。
青春時代に触れたカメラに再会すると無性に欲しくなります。

このカメラまだまだ使えますよ。

Canon EF
製造:キャノン
発売:1973年(昭和48年)11月
形式:35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ
マウント:FDマウント
シャッター:コパルスクエア金属幕縦走行フォーカルプレーン
      1/1000〜30秒、B、X(X接点の同調秒時は1/125秒)
(1/1000~1/2秒およびBは機械制御式、1~30秒を電子制御式)
ファインダー:ペンタ固定アイレベル式、倍率0.82倍、視野率=上下92%、左右93%
露出計: SPC素子使用、中央部重点平均測光
      TTL開放測光シャッタースピード優先式AE
      TTL絞り込み定点合致式マニュアル測光
      測光連動範囲はEV-2~18(ISO 100:F1.4)
      フィルム感度使用域はISO 12~3200
発売時価格:89,500円(FD50mm F1.4SSC付き)

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2014.11.20 / Top↑
今回お預かりしたのはZEISS IKON のSuper Six 530/16です。
R0013628.jpg
中判6×6の蛇腹カメラです。

レンジファインダーはドレーカイル式の正確な物を搭載しています。
R0013636.jpg

シャッターは定番コンパーラピッド。
R0013646.jpg
最高速は1/400秒セルフタイマー付き

・・と、ここまで書きましたが、今回はシャッターボタンが押せない事があるとのことで、その部分のみの限定修理を行います。
R0013792.jpg
このカメラはオートマット機能があるため、フィルムカウンタの位置によりシャッターボタンの動きを抑制しています。
恐らくその部分の動きが悪くなりシャッターボタンに引っかかっているのだと推測できます。

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カウンター下のメカを分解整備して今回の修理は完了です。

お預かりしたときに左肩の貼り革がなかったので、ビニールレザーの貼り革でで体裁を整えました。
_DSC1572.jpg
格好いいですね。

このカメラまだまだ使えますよ。

ZEISS IKON Super Six 530/16

メーカー:ZEISS IKON(Dresden) 1935年
型式:中判 レンズシャッター式レンジファインダーカメラ
フィルム:120サイズ 6×6
シャッター:COMPUR-RAPID T,B,1, 1/2, 1/5, 1/10, 1/25, 1/50, 1/100, 1/200, 1/400
レンズ:Tessar 8 cm F2.8

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2012.11.29 / Top↑
久々のカメラ修理記事です。

修理記事に入る前に
来る12月3日(月)から6日(木)まで横浜カメラサービスは連休させていただきます。
えーと、ゴールデンウィークとか、お盆休みの代休を今頃。

今回の修理はご存知Canon F-1です。

R0013545.jpg
これと言って欠陥のない良くできたカメラなのですが、時と共に劣化する消耗材もあります。

今回は高速シャッターの不具合でお預かりしました。

早速テスターにでチェックしてみますと、1/2000秒、1/1000秒はエラーで計測不可、1/500秒も下の写真のようにフレームの左右でかなり露光時間に差が出ています。
R0013530.jpg R0013532.jpg
(A:開きはじめの露光時間/C:閉じる前の露光時間)
シャッターの先幕が後幕より相対的に遅くなっています。
でも幕軸を弄って調整するのは最後の最後です、幕の速度を低下させた原因を解決するのが先です。
F-1はチタン膜シャッターですので、幕の硬化による幕速変化の可能性は除外するとして、考えられる原因は幕軸、管制部の油の劣化、油切れ、汚れなどでしょう。

シャッター管制部はこの下にあります。
R0013571.jpg

幕軸に給油する際には前板を抜きますが、左肩のこの辺りにギミックがあります。
R0013564.jpg
不用意に前板を引き抜くと、露出指標の金具をへし折ってしまい、泣くに泣けない事態になります。

良いカメラですので、整備はプロにお任せいただきたいものです。

今回はさくさくと通常のメンテナンスで作業が終わりました。
_DSC1530.jpg
シャッタースピードも正常値に戻っています。
F-1でよく見られるシャッターバウンド、Xシンクロタイミングの狂いもありません。

Nikon Fもそうですが、「壊れにくい」「メンテで元に戻る」それがプロ用カメラの条件ですね。

このカメラ、まだまだ使えますよ。

Canon F1(旧)
製造:キャノン
発売:1971年3月
形式:35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフレックスカメラ
マウント:FDマウント
シャッター:4軸式金属幕横走行フォーカルプレーン
      1/2000~1秒、B, X
ファインダー:ペンタ着脱可能アイレベル式、倍率0.77倍、視野率97%
露出計:CdS素子使用、TTL開放追針合致中央部分測光
    測光連動範囲EV2.5~18(ISO 100:F1.4)
    フィルム感度使用域ISO 25~2000
発売時価格:117,000円(FD55mm F1.2付き)
      100,000円(FD50mm F1.4付き)
      92,800円(FD50mm F1.8付き)
      78,000円(ボディ)

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2012.11.27 / Top↑

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