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今回は私のカメラ遍歴第5弾として、ASAHI PENTAX SPをご紹介します。

PENTAX SP FRONT

ASAHI PENTAX SPは1964年発売で、小型で軽量なボディにTTL露出計を内蔵し手頃な価格と性能のよさから全世界的にヒットしたカメラです。
販売期間は実に10年にわたり、その販売台数も180万台という金字塔を打ち立てました。
SPの武勇伝は今までも数多くのサイトで紹介されていますから、私はこの辺にしておきましょう。

前々回に紹介したPENTAX SVが高校に入ってしばらくすると幕切れするようになり、露出計付きのカメラが欲しいと思っていたことも手伝って、中古でペンタックスSPを購入しました。
修理人になった今考えると、SVはその時点で修理に出せばかなり延命できたはずです。

※幕切れの話がでたところで(修理人として)
皆さん一眼レフが幕切れするようになった時に、絶対幕速調整ネジを巻いて直さないでください。(インターネット上にはこの直し方が多く書かれているようですが)
幕速が落ちて幕切れするのは、その原因が他にあるからで、単純に幕速の調整ネジを巻いてもそのときは症状は改善しますが、結果として機器の寿命を縮める事になります。
後でプロが修理したときにバネが伸びきって調整が付かなくなる可能性高く、修理代が高く付く結果を招きます。
おかしいなと思ったらすぐに修理のプロにご相談なさることをお勧めます。

話を元に戻して、
中古で購入したSPは、かつて横浜の上大岡にあった「カメラのきむら」の中古品コーナーに陳列してあったものでした。
使い込まれた Super-Takumar 35mm 1:3.5のレンズと共に入手したと記憶しています。
Super-Takumar 35mm 3.5

その頃の私は、高校の科学部で天文をやっていましたので、この時代の写真は天体写真が多いとおもったのですが、今ネガを掘り起こしてみると、観測後の記念スナップが多いような、天体写真あまり撮ってないですねー。
天候に恵まれなかったのかも知れません。(雨男なんだろうといった指摘は禁止f^_^;)

正直言いますと、この頃の私の写真の低迷期で、ろくな写真を残していないです。
修学旅行もコンパクトカメラで済ました体たらくぶり。
この頃から暫くは写真から浮気をしていた時期が長く続きます。

PENTAX SP FRONT2

ASAHI PENTAX SP
発売:1964年7月
種類:35mmフォーカルプレーン・シャッター 一眼レフカメラ
メーカー:旭光学工業
マウント:M42スクリューマウント
ファインダー:ペンタプリズム・固定式ファインダー
シャッタースピード:B,1~1/1000秒
露出計:CDS TTL絞り込み測光(平均測光)
販売価格:55mm1.8付き 42,000円 50mm1.4付き 51,000円

Super-Takumar 35mm F1:3.5
発売:1966年頃
構成:4群5枚
最小絞り:16
最短撮影距離:45cm
フィルター径:49mm
価格:不明

※Super-Takumar 35mm F3.5には3つのバージョンがあるそうです。
 ・極初期型(1962年)・・最小絞りがF22
 ・Type I (1964年)・・最小絞りがF16
  銘板が「Super-Takumar 1:3.5/35 Asahi Opt. Co., Lens made in Japan シリアル番号」
 ・Type II (1966年)・・最小絞りがF16
  銘板が「 Super-Takumar 1:3.5/35 シリアル番号 Asahi Opt. Co., Lens made in Japan」

 私のはType IIのようですね。

次回のカメラ遍歴はOLYMPUS OM-4をご紹介します。

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2010.10.07 / Top↑
今回は私のカメラ遍歴第4弾として、コーワのカロワイドをご紹介します。

カロワイドは、オリンパスワイドの発売から1年後、そのライバルとして登場した広角レンズを搭載したレンジファインダーカメラです。
Kowa Kallo W Shot

このカメラは、カメラ遍歴第3弾でご紹介したペンタックスSVをプレゼントしてくれた叔父から、中学3年の時に頂いた物です。

私はその頃レンジファインダーカメラにあまり興味がなく、このカメラを使うことはなかったのですが、後に姉が高校の修学旅行で九州に携行し、その写りの素晴らしさに驚嘆しました。

このプロミナーレンズはびっくりするほど良く写ります。
Kowa Kallo W Prominar
今でも十分通用する性能だと思います。

このカメラは残念ながら、一度も主力機になっておりません。
しかし、整備はしっかり行っており、いつでも持ち出せる状態で保存しています。
機会をみて持ち出してみようと思います。

専用アイレベルファインダー、専用フードとフィルター
Kowa Kallo W Acc
フィルターはモノクロ時代のお約束 UV, Y2, R1


フル装備の勇姿
Kowa Kallo W Full Front

Kowa Kallo W Full Rear

Kowa Kallo Wide
興和光器製品株式会社(興服産業株式会社光学部製造)
発売:1955年
レンズ:PROMINAR 35mm/F2.8
シャッター:B・1~1/500秒
露出計:なし
価格:19,800円



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2010.09.30 / Top↑
今回は私のカメラ遍歴第3段としてペンタックス SVをご紹介します。

私は中学で写真部だったのですが、当初使っていたカメラはOLYMPUS PEN EEでした。
そのPEN EEはかなりくたびれた状態で、肝心な場面で動かなくなったりして騙し騙し使っていました。
それを見た叔父が、ある日過去に使用していたPENTAX SVにTele Takumar 200mm 5.6を付けてプレゼントしてくれました。
駅で待ち合わせして、改札越しに「ほれ」と裸のカメラを渡された事を覚えています。
Pentax SV Tele Takumar 200mm 5.6

その頃すでに13年近く経過したカメラでしたが、機能は完璧で本当に沢山の写真を撮りました。
200mm 5.6を付けたSVのファインダーは暗くてピントが合わせづらいですし、プリセット絞りは面倒なのですが、初めて自分のカメラを手に入れた嬉しさでそんなことは全く気になりませんでした。
200mmレンズもそれしか持っていなければ、それが標準レンズなわけです。
ピントのシビアさ、手ぶれ、被写界深度やボケ具合など、写真を撮る上での必要な事は全部このカメラに教えてもらいました。

当時一緒に持ち歩いていた露出計
露出計SECONIC MINI

私のペンタックスのレンズとのファーストコンタクトTele Takumar 200mm 5.6。
Tele Takumar 200mm 5.6

プリセット絞り
Tele Takumar 200mm 5.6プリセット絞り

その後レンズは中学高校でぼちぼちと買いそろえ、最終的には新品中古取り混ぜて、28,35,50,135,200の5本を持っていました。
しかし撮影した作品は、レンズが増えるほどに下手くそになっていった様な気がします。

このカメラは高校時代まで使いましたが、幕切れするようになってしまい、症状がどんどん悪化してきたので、別のカメラ(SP)を中古で購入し、SVは1979年正月の撮影を最後に「静態保存」となってしまいました。

しばらく保存していたSVですが、20年ほど経ったころシャッターを切ったらリボンが切れてしまい、本当の不動カメラにしてしまいました。

東京カメラサービスでの修行中に、同機種のシャッター幕の貼り替えを習得し、他の機体で練習した後にこのSVもシャッター幕を貼り替えました。
今考えると修行中にSVとS2で4台貼り換えてました。

現在は我が家の防湿庫で「動態保存」されています。

非常に思い入れのあるカメラで、今後とも手放すことはないと思います。

アクセサリーシュー
PENTAXアクセサリシュー

オークションで手に入れて整備したペンタックスメーター
ペンタックスメーター
最近の代替え電池の1.5Vでちょうど良い精度が出ています。

装着するとこんな感じになります。
PENTAX METER SV1
PENTAX METER SV2
28mm F3.5の角形フードと相まって、全然違うカメラに見えます。

ペンタックスSV
発売:1962年7月
メーカー:旭光学工業
種類:35mmフォーカルプレーン・シャッター 一眼レフカメラ
マウント:M42スクリューマウント
ファインダー:ペンタプリズム・固定式ファインダー
シャッター型式:横走布幕フォーカルプレーン・シャッター
シャッタースピード:T,B,1~1/1000秒
露出計:なし
セルフタイマー:あり
価格:23,500円

TELE TAKMAR 200mm F1:5.6
発売:1958年頃
構成:5群5枚
絞り:プリセット絞り
最短撮影距離:2.5m
フィルター径:49mm
価格:不明

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2010.09.18 / Top↑
今回はRICOH FLEX VIISを紹介します。

RICOH FLEX VIIS


このカメラは、私が小学校6年の時に洋服タンスの奥から発掘し、勝手に使っていたカメラです。
今のようにインターネットなどない時代でしたから、説明書を見てフィルムの入れ方を知りました。
それまで使ったことがあったカメラと言えば、先に紹介したOLYMPUS PEN EEでしたから、絞りやシャッタースピードなど、露出のイロハも知らずに写し始めました。
その頃のネガを今も持っていますが、初めの一本は写っているのが奇跡です。
その現像結果を見て反省したのか、二本目からはフィルムの箱に書いてあった露出表を見ながら露出を設定しているみたいです。(本人記憶なし)
三本目には山梨の昇仙峡が写っていましたが、このカメラの良いところは小学生が使っても手ぶれしないところでしょう。
1973年3月24日に月食の連続撮影のために持ち出したのを最後に使っていません。

RICOH FLEX はご存知のように爆発的に売れた普及機です。
それまで敷居の高く贅沢品だったカメラを、一家に一台にまで敷居を下げたと言う点で歴史に残るカメラだと思います。
そのあまりに効率的な作りから、ブリキのカメラと揶揄されることもありますが、なかなか良く写ります。
いろいろ評価は分かれるでしょうが、当時手で押すと凹んでしまうようなヘニャヘニャなカメラが多く出回っていた中以外にしっかり出来ています。
アルミ部品はあまり使われていません、主体は鉄ですのでかっちりしており、プリモフレックスなどと比べるとかっちりした感じを受けます。

レンズは 8cm F1:3.5
RICOH FLEX VIIS レンズ
ピントはこのつまみを持ってレンズを回転させて合わせます。

シャッターチャージはこのレバーを下げます。
RICOH FLEX VIIS チャージレバー

シャッターレリーズはレンズ下のこのレバーを操作
RICOH FLEX VIIS レリーズレバー

両目を開けて、片目で覗くと撮影範囲がわかるアイレベルファインダー。
RICOH FLEX VIISスポーツファインダー

フィルム装填は中のユニットを取り出して行います。
RICOH FLEX VIISフィルムユニット
オートマット機能はありませんので、フィルムは後ろの赤窓を見ながら巻き上げます。

当時発売された35mmフィルムユニット「リコーキン」
RICOH FLEX VIISリコーキン
写真の本体と、圧板、フィルムカウンターの付いた巻き上げダイアルでセットになっています。
これを使うためには巻き上げ側にもう一つパトローネが必要です。

専用フードと被せ式フィルター(モノクロ時代のお約束UV,Y2,R1)
RICOH FLEX VIISフード


フィルターとフードを実装した勇姿です。
RICOH FLEX VIIS勇姿

RICOH FLEX VIIS(前期型)
発売:1930年
メーカー:理研光学工業
種類:二眼レフ(前玉回転式)
シャッター:RIKEN B,1/10~1/200
レンズ:ANASTIGMAT 1:3.5 8cm
フィルム巻き上げ:赤窓合わせ式
価格:8,300円

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2010.09.12 / Top↑
今回は、私のカメラ遍歴としてOLYMPUS PEN EEをご紹介します。

OLYMPUS PEN EE

私が物心ついた頃すでに家にあったカメラで、家族の思い出を写してきた大切なカメラです。

このカメラは、ずっと父が買った物かと思っていたのですが。
大人になってから叔父からの借り物だと判明・・・って事は40年以上借りっぱなしか(゜Д゜)

このカメラでは、今から見てもこれは不要だろうと思うショットを大量生産しました。
ハーフサイズですから36枚撮りフィルムなど入れようものなら、最低でも72枚は撮れるわけで、都合どうでも良い場面でもパチパチとやってしまうわけです。
母の撮影した箱根の大名行列などは、登場人物全部移したのではないかといった勢いですf^_^;

中学に入り写真部に入部した私が使い出した頃には、かなりくたびれた状態で何回か修理にも出しましたが、いつか力尽きてしまいました。
写真の楽しさを教えてくれた思い入れのあるカメラです。

長く使われていなかったこのカメラは、修理人になり、真っ先に修理しました。
過去に分解を試みた跡(私?)もあり、復活できるか心配でしたが何とか復活させました。
後日修理記事にも登場させる予定です。

OLYMPUS PEN EE(後期型)
発売:1962/4~
種別:ハーフサイズコンパクトカメラ
レンズ:D.Zuiko 28mm F3.5 (固定焦点 3.2m)
シャッター:レンズシャッター(1/30、1/250秒)
露出:セレン光電池、プログラム EE
フィルム感度対応:ASA10~200

PEN EEは1961年発売の初期型と後期型があります。
初期型は黒い貼り革、前面ロゴがOLYMPUSである、シャッタースピードが1/60秒固定であるなどの違いがあります。

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