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今回はZEISS IKON Super Ikonta (Ikomat) 530/2 -(2)-の続きです

修理人のサガにより修理に挑戦しているSuper Ikonta 530/2ですが、距離計部分の整備が終わったところでレンズとシャッターユニットの整備に取りかかります。

レンズは幸いにも後玉を除き綺麗になりました。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2レンズ

焦点調整ダイヤルが動かず、当初ヘリコイドの固着と思っていたのですが、原因は距離計とヘリコイドの連動部にある二つのギアがグリスの硬化により固着していたためでした。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2距離計連動部
この部分はグリスを緩めて取り外し、清掃し新しいグリスを入れ直しました。


シャッターは元祖コンパーラピッドです。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2 COMPER-RAPID
この派生種は国内カメラの修理では良く出会うのですが、その元祖の作りは単純明快、レンズシャッターの仕組みを知るには最適です。

幸いにも金属部品の摩耗は殆どないようですが、中にヘリコイドオイルが溶け出して浸入し、各部品が固着した状態になっています。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2 SlowZEISS IKON Super Ikonta 530/2 Shutter
部品を外して一ずつ洗浄し、シャッターハウジングと軸も綺麗に清掃して、必要箇所にごく少量の給油をしながら組み上げます。
シャッター羽根も古い割には綺麗な方でした。(清掃はしますが)
整備の結果、バネのへたり等もありますので設計性能は出ていないと思いますが、快調にシャッターは切れるようになりました。

なんとこの時代にセルフタイマーが付いています。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2セルフタイマー
セルフタイマーはシャッターチャージ後、セルフタイマーレバーを後ろに引きながら、チャージレバーをもう一段操作することでセットされます。

次回はいよいよ仕上げに入ります。

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