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ZEISS IKON Super Ikonta (Ikomat) 530/2 -(1)-の続きです。

お店のオブジェとして入手したSuper Ikontaでしたが、修理人のサガにより手を入れることに。
果たしてドイツ紳士は元気になるでしょうか。

カメラの状態は、各レンズの汚れ、シャッター不動、ヘリコイド固着、ファインダー軸不動など仮死状態。
老紳士にの健康を少しでも取り戻してもらい、健やかな老後を送ってもらうため頑張りました。

このカメラの距離計はドレーカイル式です。

ドレーカイル式の距離計は対物レンズとしてクサビ状に斜めに磨いであるプリズムを2枚重ねてあり、
重ねたプリズムを同じ角度で逆に回転させると、像が左右に動くという非常に凝ったものです。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2 ドレーカイル
精度を出すためにギアのバックラッシュの対策が施してあり、未だに狂いは殆どありません。
80年前のドイツの技術には脱帽です。

通常のレンジファインダーの距離計は、三角柱のプリズムやハーフミラーを左右に振るだけの単純な構造ですので、その機構の複雑さは比較になりません。

ドレーカイルの部分は収納時は折りたたんであります。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2 ドレーカイル収納

撮影時はパタっと起こすことが出来るのですが、シャフト部分の摩耗のためかネジを緩めないと出せない状態でした。
しかし、緩めればフォーカスダイヤルとレンズのヘリコイドが連動しません。
シャフトに対して、軸受け部分が長すぎるようです。

この部分は、仕方なく、軸受けの後ろ部分を極わずか砥石で削るという暴挙に出ました。

ドレーカイル部分とピントリングがスムーズに動くようになりました。
ZEISS IKON Super Ikonta 530/2 ドレーカイル全景


続きは次回とします。
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