FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
大切なカメラといつまでも 横浜カメラサービスは 機械式カメラ修理専門店です。 
営業日カレンダーはこちら
--.--.-- / Top↑
今回はYASHICA ELECTRO 35CCの修理をご紹介します。

YASHICAは他のメーカーに先んじてシャッターの電子化行い、そのシャッターを搭載した機種をELECTRO 35と命名しました。
「ろうそく1本の明かりで撮れる」が売りだったと記憶しています。
MiyaImg20110514_Electro35CC_01.jpg
35CCは、前年に発売されたコニカC35を始めとするレンジファインダーカメラのコンパクト化の波に乗ってリリースしたモデルです。

胸に輝くエレクトロマーク。
MiyaImg20110514_Electro35CC_03.jpg
当時のレンズシャッターカメラでは珍しい、絞り優先オートをシャッターの電子化により実現しています。


お預かりしたカメラは、お客様のお祖父様がお持ちだった物だそうです。
MiyaImg20110514_Electro35CC_02.jpg
今後これをメインにフィルムで写真を撮影したいとの事で、修理を依頼されました。

外観の傷も殆どなく、当時のハードケースに入っていました。
ファインダーは年式相応の曇りがみられます。
電池を入れて動作を確認しますと、一回シャッターを切ると開放に、巻き上げてもう一回切るとシャッターが閉じます???

外観清掃、モルト交換を済ませてから、原因究明のため前から分解します。

フィルム感度、絞り設定値により露光センサ(CDS)への入光量を機械的に制限しています。
MiyaImg20110514_Electro35CC_04.jpg
この辺はコニカのC35等と同じ景色。

電子シャッターと言っても今?程凝った物ではなく、シャッターが開くまでの動きは普通のレンズシャッターとほぼ同じです。
機械的なシャッターの仕組みもほとんど変わりません。
MiyaImg20110514_Electro35CC_05.jpg
違いは、シャッターを閉じるタイミングを作る機械的な仕組み(ガバナー)がない事です。
代わりに電磁ソレノイド(写真左上の電磁石のような物)が入っています。(右側にあるユニットはセルフタイマー・ユニット)

シャッターの動作は以下のようになります。
I. シャッターボタン押下
II. 露光センサのCDSの抵抗値から一意にシャッター開時間(シャッタースピード)を決定する。
III. ガバナーの代わりのソレノイド(電磁石)へ電流を流すと同時に、シャッターを開放する。
(ソレノイドはガバナーの役目をして、通電中はシャッターを閉じる動作を抑制する)
IV.シャッター開時間が経過したらソレノイドへの電流を遮断する。
V.ソレノイドにより開のまま動きを抑制されていたシャッターは再び動き出し、シャッターを閉じる。

そんな訳で電池がないとシャッターは最高速で切れてしまう事になります。

続きは次回とします。

スポンサーサイト

カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
大切なカメラといつまでも 横浜カメラサービスは 機械式カメラ修理専門店です。 
営業日カレンダーはこちら
2011.05.15 / Top↑
Secret


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。