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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
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キャノンPが入院してきました。

依頼人のご友人の形見で、若い頃にこのカメラで撮影してもらった事もあるなど大変思い入れがあるカメラなのだそうです。

Canon PはLマウントレンズが使える、裏蓋開閉式のためフィルム装填が容易である事から、Lマウントレンズをこれから使いたいお客様にお勧めしているカメラです。
MiyaImg20110703_CanonP_01.jpg
Canon P本体、外付け露出計、50mm 1.8レンズ。

本体は油切れの症状が見られる他、ファインダーとシャッター幕上にカビが発生しています。
露出計は、動いたり動かなかったり。(こちらは様子だけ見てくださいとの事)

レンズはこのレンズ特有の後群レンズの表面に水滴が結露したように油がレンズ面に付着して乾いた状態。
更に後群レンズの貼り合わせ面のバルサムが剥がれかけて黄変しています。
MiyaImg20110703_CanonP_06.jpg
残念ながらレンズに関しては当店では修理不能とさせていただきました。
(清掃出来る面はサービスで清掃させていただきました。)

このカメラの特徴はなんと言ってもモナカ構造。
革を剥ぐようにボディシェルが外れます。(ブラウザによっては横長に表示されます)
MiyaImg20110703_CanonP_02N.jpg
(以前同機種を整備した時の写真です)

中身は見慣れたライカタイプのフォーカルプレーンシャッター機
MiyaImg20110703_CanonP_03N.jpg
(以前同機種を整備した時の写真です)

今回の整備の山はファインダー清掃。
各レンズ、プリズムにカビが発生していて、特に距離計の副鏡の役目を果たすプリズムの裏面のカビ除去に手間がかかりました。
MiyaImg20110703_CanonP_04.jpg
この贅沢なファインダーのお陰でファインダー越しに見える世界はなかなかです。

露出計は高感度、低感度を切り替えるスイッチが接触不良を起こしていただけでした。
接点を磨き接点グリスで養生したところきちんと動き出しました。
MiyaImg20110703_CanonP_05.jpg
様子を見ながら治してしまいました。
低感度は今ひとつですが、高感度モードでは今でも十分実用になる精度です。

完成したCanon Pです。
MiyaImg20110703_CanonP_07.jpg

革ケースもレザークリーナーで軽く汚れを落としました。
MiyaImg20110703_CanonP_08.jpg
ご友人の想い出とともにいつまでも側に置いてあげてください。

このカメラまだまだ使えますよ。

Canon P
発売:1959年3月 
形式:35mm フォーカルプレンシャッター式距離計連動カメラ
シャッター:2軸金属幕横走行フォーカルプレーンシャッター(1軸不回転ダイアル)
シャッタースピード:1/1000~1秒、B、X(1/55秒)
ファインダー:二重像合致式、パララックス自動補正、視野枠35mm,50mm,100mm
フィルムカウンター:自動復帰式
発売時価格:37,700円(50mm F1.8付き)

露出計
シャッターダイヤル連動、セレン光電池式露出計
Lモード:EV4~13
Hモード:EV10~19
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