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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
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先月はSEO対策の効果確認のためのデータ取りでブログの更新を極力控えておりました。
ブログの読者の皆さんごめんなさい。
7月になりましたので、ブログの更新を再開します。

今回はオリンパスのハーフ版一眼レフのPEN Fです。
遠く宮城県から修理のご依頼をいただきました。
お預かりしたのは元祖PEN F(花文字)です。

PEN F系はOLYMPUSのPENシリーズの中でも頂点に立つ機種で、他社製のハーフ版の一眼レフと較べてそのパッケージングの良さが際立っています。
MiyaImg_PenF_20110702_01.jpg
今でも人気があるのもよくわかります。
このスタイルは現在のデジタルカメラもその形を踏襲(まねっこ?)しています。
このカメラの武勇伝や蘊蓄はネット上にあふれるほどありますのでそちらをご参照ください。

お客様からはシャッターレリーズ時に時々ミラーアップ状態になってしまうとの事でお受けしました。
PEN F系では最も多い故障です。

PEN Fは巻き上げを2回ずつ行うダブルストロークです。
MiyaImg_PenF_20110702_03.jpg
後継機種のPEN FTやPEN FVは1回巻き上げです。
まれに、2回ちょっと巻き上げないとダメなPEN Fや1回半くらい巻き上げないと駄目なPEN FT(FV)に出会いますが、それらは間違いなく分解品です。

お預かりした機体は大丈夫でした。

不具合の原因、ミラー制御とレンズ絞りの連動を行うユニットです。
MiyaImg_PenF_20110702_02.jpg
ミラーアップの不具合は大抵はこの部分の油切れが原因であることが多いようです。
でも皆さんは浸透性潤滑剤をシューとやらないでください、カメラには油が入ってはならない部分もたくさんあります。
カメラはシャッターが押された時に、巻き上げ時にチャージしたいくつかのバネの力でいろいろメカを動かします。今回の不具合に限らず、動作不良はその負荷が累積した結果でもある訳で、たまたまここに症状が出たと考えるべきでしょう。ですので整備時には他の部分も清掃給油を行います。

ファインダーの分解清掃。
潜望鏡のような複雑な経路をたどるFのファインダー
MiyaImg_PenF_20110702_06.jpg

PEN F系は外から見える数倍内部にモルトを使っています。この際すべて新しい物と交換します。
MiyaImg_PenF_20110702_04.jpg MiyaImg_PenF_20110702_05.jpg

最後に下カバー内のミラー制御部のスプリングを適量プレチャージして、動作確認を行います。

当店内での初期動作確認で不具合が再現した150mm望遠レンズで確認。
お客様には、現象が再現する場合はレンズ側の整備が必要がある旨書き添えて納品しました。

完成です。(装着しているレンズは手持ちのテスト用レンズです)
MiyaImg_PenF_20110702_10.jpg
花文字のFは彫り込んで真鍮の地金の色をそのまま利用しています。
なかなかおしゃれな装飾ですね。

このカメラまだまだ使えますよ。


OLYMPUS PEN-F

製造:オリンパス(1963年5月)
形式:35mmハーフサイズ一眼レフカメラ
シャッター:チタン幕ロータリーシャッター
シャッタースピード:B,1~1/500秒
レンズマウント:オリンパス PEN Fマウント
露出計:専用外付け露出計あり
発売時価格:24.800円(F1.8付)
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