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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
大切なカメラといつまでも 横浜カメラサービスは 機械式カメラ修理専門店です。 
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ここのところ、ぼちぼち事務所移転の作業をしているのですが、一人でやっていると中々はかどりません。
先日ようやく作業に使う机と椅子を搬入し、事務所っぽい感じにはなりましたが、まだ中身は半分も運んでいない状態です。
11月になって新オフィスで業務を開始してからも引っ越し作業は暫く継続しそうです。
さて、引っ越しそばはいつ食べるか。


今回のカメラ修理ですが、Canon Pをご紹介します。
以前にも登場しました。
R0011692.jpg
非常にきれいな個体です。

お客様が大事に使われて来たカメラですが、高速シャッターで幕切れするのと、低速シャッターの動きが渋いとの事で整備を承りました。

早速1/1000秒をテスターで見てみますと、写真のようにエラーになってしまいます。
R0011699_TRIM.jpg
恐らく先幕の動きが遅くなり後幕がフレームの端で追いついてしまうのでしょう。

1/500秒で見てみましょう。
左がシャッタースピード(露光時間)、右が幕速です。
R0011701_TRIM.jpg R0011703_TRIM.jpg
シャッタースピードは上から下に向けて数値が小さくなってますが、これはシャッター走るにつれ露光時間が短くなっている事を示します。初めと終わりでは実に倍以上の露光時間の差があります。
幕速を見てみると(上が先幕、下が後幕、中はシャッタースピード中間値)先幕が後幕より遅いのがわかり、フォーカルプレーンシャッターのスリット幅が走るに連れて狭くなっている事がわかります。シャッタースピードの変化と辻褄が合います。

ちなみに低速はきちんと出ていますが、ガバナーの音が少々心もとないです。

フランジバックを測定後早速分解整備をします。
機関外観ともに非常に綺麗でいままで丁寧に扱われて来たのがよくわかります。
R0011727.jpg

R0011732.jpg

ただし油は干上がり、グリスが変質していますので、清掃後注油グリスアップを行います。

スローガバナーは取り外して清掃しました。
R0011731.jpg

注油後、シャッターと距離計を微調整して完了です。
_DSC1286-1.jpg
Canon Pはバルナックライカコピー機ですが、明るいファインダー、不回転式シャッターダイヤル、レバー式巻き上げ、巻き戻しハンドル、裏蓋開閉式のフィルム装填など、非常に使い勝手の良いカメラです。
露出計が付いていないのが幸いして故障も少ないですし、Lマウント入門に修理人のおすすめの一台です。

このカメラまだまだ使えますよ。

Canon P
発売:1959年3月 
形式:35mm フォーカルプレンシャッター式距離計連動カメラ
シャッター:2軸金属幕横走行フォーカルプレーンシャッター(1軸不回転ダイアル)
シャッタースピード:1/1000~1秒、B、X(1/55秒)
ファインダー:二重像合致式、パララックス自動補正、視野枠35mm,50mm,100mm
フィルムカウンター:自動復帰式
発売時価格:37,700円(50mm F1.8付き)

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