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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
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師走とはよく言ったもので、この1ヶ月の早かったこと。
今年は日本国内も震災を始め大変な一年でしたが、世界的にもいろいろとあったまさに激動の一年でした。
横浜カメラサービスも受付店舗として利用していた喫茶店の閉店、新店舗開設など年始では予想も付かなかった展開となりました。
このブログも年内の修理記事の更新はあと一回出来るかどうか。修理したカメラの一部しかご紹介できなかったのが心残りではあります。

ラストスパート、最後まで気を抜かずに頑張ります。


今回はCanonのクラシックカメラIIS改(2S改)の整備をご紹介します。

依頼人様のご親族がお持ちだったカメラだそうで、あちこち流浪していないことが幸いして大きな傷もありません。
R0012496_2.jpg
ただ修理前の状態は長年放置されてきたカメラですので言うに及びません。
今回はレンズを含めて各部点検整備を承りました。

IIS改も基本的にはバルナックライカのコピーですがキャノンなりの進化を遂げています。
スローダイヤル、フラッシュのXシンクロ、倍系列シャッターダイヤル、倍率切り替えファインダーなど、バルナックタイプとしてはほぼやり尽くした感のあるカメラです。
R0012503.jpg R0012508.jpg
R0012502.jpg
上位機種IVSb改との違いはシャッター最高速度1/1000秒が省かれていることくらいでしょうか。
次のシリーズからはデザインを改め、よりいっそう独自路線が強くなっていきます。

シャッター管制部は見慣れたバルナックライカタイプ。
R0012527.jpg
各部を必要に応じて清掃、注油、グリスアップしていきます。

ノリノリで整備をしていて、あまり写真が残っていないので特徴的ものをいくつか。

下の写真は低速シャッター時に動作するスローガバナーですが、このカメラのは2階建てでした。
R0012548.jpg

展開するとこのとおり
R0012544.jpg

もひとつ、このシリーズはファインダーの倍率切換機能がありますがその仕組みをお見せしましょう。
ファインダーの中に小さな望遠鏡のような光学系が入っています。
望遠鏡は片側から除くと大きく見えますが、反対側から覗くと小さく見えます、それを利用して倍率を切り替えています。

拡大ビュー
R0012542.jpg
左肩の倍率切り替えレバーを動かすとこの機構がクルッと回ります。

縮小ビュー
R0012541.jpg
ちょっと写真だとわかりずらいですがレンズの向きが逆向きになっています。

等倍時は両方のレンズが横を向き、素通しになります。
R0012540.jpg
おもしろい仕組みですね。
この倍率切り替え機構はVILを最後になくなってしまいました。

レンズは50mm F1.8が装着されていました。
R0012512.jpg
レンズのコンディションは悪くありません
絞りがこの通り油まみれでしたので、きれいに清掃しました。
R0012520.jpg

各部の調整が終わり完成したCanon IIS改です。
_DSC1363_2.jpg

このメカメカしさがたまりません。
_DSC1369_Trim.jpg
メタリックな輝きが美しいですね。

このカメラまだまだ使えますよ。

Canon IIS改

製造:キヤノンカメラ株式会社(1955年4月)
形式:35mmフォーカルプレーンシャッター式距離計連動カメラ
マウント:標準ねじ式マウント
シャッター:2軸布幕横走りフォーカルプレーンシャッター
シャッター速度:B,1~1/500秒(倍系列)
発売時価格:68,000円(50mm F1.8付き)

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