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前回に引き続き栗林写真機工業のPETRI PENTAの修理です。

分解整備を開始します。

まずはペンタプリズムを取りはずしてます。
R0012733.jpg
簡単に取れます。
この部分のメンテ性はピカイチです。
もしかしたらプリズム分離式を当初は考えていたのでしょうか?
取り外したファインダーは組み上げる直前に清掃します。

スローガバナは他のカメラと同じようにミラーの下にありますが、カバーがないので埃が付きやすい構造です。
R0012745.jpg
ここもシャッター整備時に外して洗浄、給油を行います。

床下にあるメインシャフトです。ペトリ独自のタイミングカムです。
R0012787.jpg
シャッターボタンを押すと同軸のバネの力で回転して、シャフト上のカムにより各メカニズムの動作タイミングをに正確に生成します。
各メカニズムの精度と強度が良く、動作遅延などが起きなければ、時間軸が一つの理想的な制御システムです。
しかし、理想通りに行かないのは世の常でして・・・・

シャッター幕は硬化してよれて、リボンも切れていますので交換します。
取り外したしたシャッター幕はしなやかさを失いカチカチでした。
R0012801.jpg
新調する為に取り外したシャッター幕から寸法をとります。
新品の素材で幕を製作交換して、シャッター各部を清掃給油することでスムーズな動きを取り戻しました。

一通り光学部分、機械部分の整備を終了した後は、貼り革交換に取りかかります。

ペトリの貼り革は加熱すれば柔らかくなるのですが、接着剤が頑固で固着している所があり、でそれを剥がすときに崩壊してしまいます。また固くなったところに不用意に触れるとすぐに割れてしまいます。
ライカのグッタペルカのように、熱で柔らかくなるラック糊で貼ってあれば、上手く剥がれたのかもしれません。
もっとも50年後の糊と貼り革の相性までは普通考えないですね。

貼り革を剥がした後は新しい貼り革を作成します。
R0012863.jpg R0012862.jpg
作成した型紙を実物に当てて寸法の確認中。

型紙を元に貼り革を切り出して、サイズの微調整の後カメラに貼り付けます。
ラベルプレートの位置もオリジナルと同じに貼り革を切り抜いて埋め込みました。

息を吹き返しました。
_DSC1398.jpg
お客様のご希望で白い装いのPETRI PENTAになりました。

機能面はシャッター幕を交換した事もあり、かなり良いレベルまで持って行けました。

このカメラ、まだまだ使えますよ。

PETRI PENTA (M42)

発売:栗林写真機工業 (1959年10月)
型式:35mm フォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ
シャッター:布幕横走りフォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード:B, 1/2~1/30秒, 1/60~1/500秒
レンズマウント:M42スクリューマウント(オート絞り機構なし)

レンズ
Kuribayashi C.C. Petri Orrikor f=50mm 1:2
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