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今回はCHINON(チノン)の一眼レフCE-3の整備をご紹介します。

_DSC1381.jpg

チノンはかつて長野にあったカメラメーカーで、リコー、オリンパスなどの下請けから始まり、自社ブランドのレンズ、カメラを開発発売していました。
ユニークなカメラが多かったと記憶しています。
Wikipediaで調べると、1997年にコダックの傘下に入ったあと、2004年に全株式をコダックが取得して、その後シンガポールの会社、台湾の会社と譲渡されて・・・
チノン名は子会社が引き継いだみたいです。
付け刃の知識は混乱を招きますのでこの辺で終わりにします。

お預かりしたカメラは1973年発売の輸出モデルCE-3です。
R0012817.jpg
レンズマウントがペンタックスSシリーズなどと同じM42スクリューマウントです。

スクリューマウントというと旧式カメラと思われがちですが、このカメラは縦走りメタルシャッター、絞り優先オート、露出値メモリなど、最新?の機能を盛り込んだ物です。

スクリューマウントレンズは、装着時の締め込む力やマウントネジの減り具合により、レンズの装着角度が定まらないため絞りの設定値をカメラ側で得にくい欠点があります。
開放測光に不可欠なレンズの絞り設定値をカメラに伝えるために、各社はレンズとボディに独自の仕組みを新設したり色々と苦労したわけですが、その代償としてせっかくの世界共通マウントの互換性が失われてしまいました。

CHINONは絞り値を機械的に取得するのではなく、シャッターボタン押下時に絞り込んだ状態での実値計測を行う瞬間絞り込み測光により、互換性を失うことなくスクリューマウントレンズでのオート露出を実現しています。

ただし、絞り込むのは人力ですので都合シャッターボタンのストロークはかなり深くなっています。
R0012811.jpg
それでも往年のM42レンズでオート露出が使えるのは嬉しいですね。

整備を開始して中を開けて見ると・・・・・・
ぐわぁ凄い配線。
R0012830.jpg
フレキシブル基板を使っていません。
各基板間を膨大な量のリード線で繋げてあります。

取り敢えずファンダープリズムを外すために線を持ち上げると寝癖頭のようになってしまいました。
R0012837.jpg
左側の線の束の下には制御基板がもう一枚隠れています。

元に戻せるように、サービスマニュアルから配線図をコピーして色鉛筆で配線色を付けておきましょう。
R0012857.jpg
実際は基板のアースポイント一カ所に6、7本の線が半田付けされていたり・・・・

配線の断線に気を付けて整備を進めます。
電気仕掛けのカメラですので、スイッチの接点はくまなく清掃します。
R0012843.jpg

マニュアルを見ながら各トリマを調整して整備完了です。
_DSC1385.jpg
M42マウントのの最終形のようなカメラでした。
シャッターストロークは好みが分かれるでしょうけど、慣れの問題かと思います。

このカメラまだまだ使えますよ。

CHINON CE-3 MEMOTRON

発売:1973年
型式:35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ
シャッター:縦走りメタルフォーカルプレーンシャッター(電子制御式)
シャッタースピード:B, X, AUTO, 4~1/1000秒
レンズマウント:プラクチカスクリューマウント(M42)
露出制御:マニュアル、オート(瞬間絞り込み測光絞り優先)
    (マニュアル時シャッター半押しで測光可能)
    露出メモリ付き
レンズ:AUTO CHINON 50mm F1.7

追記:
eBayでCE-3を見つけてついポチッと。
ミイラ取りがミイラになってしまった・・儲からないですね~修理屋は。

カメラ修理 CHINON CE-3
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