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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
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ほんとに久々の更新です。
ここのところ修理のバックオーダーが溜まってしまい、お客様には修理完了まで長くお待ちいただいています。

修理優先でやっておりますので、このブログの修理記事もバックオーダー?がたまりにたまって、修理日記のつもりがすっかり回顧録になってしまいました。

今回はLeica IIIcの整備とリメイクをご紹介します。

お預かりしたときの状態です。
R0014998.jpg
すでに貼り革が取り去られていました。

このカメラは当初貼り革の貼り替えのみで受注したのですが、途中でシャッター幕のゴムが溶けて癒着していることが判明し、シャッター幕の交換及び各部点検整備を行うことになりました。

戦時中に発売されたIIIcは赤幕と呼ばれるそれまでと違ったシャッター幕を使用しています。
Leicaに関する蘊蓄は詳しい方がたくさんいらっしゃいますので、そちらを見ていただく事にして。
R0015007.jpg

修理に際してなんとか貴重な赤幕を残そうと新しい幕の裏打も考えたのですが、ゴムの癒着部分が多くあきらめました。

古い幕を撤去します。
R0015292.jpg
せっかくですから幕を取って裸になったところで、テンション軸やシャッター軸まで綺麗に清掃、給油を行います。
シャッター幕を作り直し再びシャッター機構に組み込みます。

スローガバナもだいぶ汚れていました。
ガバナ内のドライクラッチも汚れて両方向で作用ししまうので分解して清掃。
R0015302.jpg
真ん中のカムの凹んだ部分に左側のコロが入り、右側のギアがフタのように被さります。
R0015297X2.jpg
正回転時は外側のギアとカムの狭まった間にコロが挟まってクラッチが繋がった状態になり、逆回転時はコロがカムの凹みに逃げて外側のギアが空転します。
この機構はペンタックスのSVまでの機種でも使われています。
但しSVは三つ球ですが、こちらは4つ玉。

メカの整備を一通り終え、最後に貼り革を新調します。
お客様のご指定は銀色でした。

バルナックライカの貼り革は一枚物なので慎重につくらないと穴の位置などのつじつまが合わなくなります。型紙を作り、やや大きめに切り出してから現物合わせしていきます。
型紙作成中
画像は型紙作成中のイメージです。
斜めになっているのは切り出す貼り革シートの大きさのに制約が合ったためです。

完成したLeica IIIcです。
_DSC1773_2.jpg
貼る前は銀色?ん~?と思ったのですが・・・出来上がってみると凄く格好いいですね。

このカメラまだまだ使えますよ。

Leica IIIc
発売:1941年〜1942年(シリアル番号から推測)(ドイツ)
製造:ライツ社
形式:フォーカルプレーンシャッター式レンジファインダーカメラ
シャッター:フォーカルプレーン布幕横走りシャッター
スピード: B・T・1~1/1000秒
レンズマウント:Lマウント


ところで
独空軍
軍艦部にFLNo.38079、背面にLuftwaffen-Eigentum・・・独空軍仕様???


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