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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
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お盆期間も終わり、昨日から仕事に復帰した方も多いのではないでしょうか。
横浜カメラサービスは期間中は時短営業をさせて頂きました。
私自身もいつもは工房までバイクで来ているのを、電車で通勤してみたり、生活のリズムにちょっとした変化を与えてみました。(何日か帰りに呑み会が設定されていた事もありますが)

今回のカメラは旭光学のPENTAX SPFです。

R0013130.jpg
SPFは大ベストセラー機PENTAX SPのTTL露出計を開放測光が可能にしたものです。
その他にも露出計の光スイッチの採用、ホットシューの新設などいくつかの刷新が図られています。

開放測光はSMC TAKUMARレンズを使用することが条件です。
R0013143.jpg
勿論それまでのレンズもSPと同様に絞り込み測光で使用することができます。

さて、お預かりしたカメラをみてみますと、
暫く使用していなかったもののようで、ファインダー汚れ、モルト劣化、シャッター不安定、露出計不動、ファインダープリズムメッキ腐食など、この世代のペンタックスにありがちな症状のオンパレードです。

ファインダープリズムはメッキ面の腐食で真ん中にくっきりと黒い筋が見えているのですが、撮影結果には影響がないという事で今回は交換なしと言う事になりました。

レンズもこの通り、蜘蛛の巣状にカビが広がっています。
R0013136.jpg
このくらいはコーティングが強いSMC TAKUMARレンズだと綺麗に落ちてしまいます。

露出計不動の原因はこれです。
R0013144.jpg
電池室の端子と配線の接続部が腐食で断線しています。

さらに下の写真の赤丸内の黒い線は上記電池室からの配線なのですが、線の腐食はこの基板との接続部分にまで及んでいます。
R0013147.jpg
この配線は交換します。・・・それにしても酷い半田付けだなぁ・・・

>>>>カメラを使わないときは電池を抜いて保管しましょう<<<<

ペンタックスは遮光部分には黒いモルトを使っていますが、ファインダー周りには白いスポンジを使っています。(今は褐色になっています)
R0013158.jpg
白のスポンジは恐らく遮光と言うよりは埃よけとか、クッションとしての役割があったのではないかと推測しています。
この元は白かったスポンジが加水分解して褐色になり、周りの金属や、プリズムのメッキを侵しているわけです。
プリズムの周囲とか、プリズムが乗るフレームと、フォーカシングスクリーンが納まるハウジングの間にもクッション用に使われています。
R0013168.jpg
この世代の一眼レフはモルト掃除と貼り替えが作業の半分くらい占めているような気がします。

各部を整備して復活したPENTAX SPFです。
_DSC1436.jpg
いいカメラです。
キャップをするかケースに入れていないと電池の消費が早いのでその点だけご注意を。

このカメラまだまだ使えますよ。


PENTAX SPF

発売:1973年3月 旭光学工業
型式:フォーカルプレーンシャッター式一眼レフ
シャッター:横走り布幕フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード:B, 1〜1/1000秒
露出計:内蔵 TTL 開放測光(SMC TAKUMARレンズ装着時)
       TTL 絞り込み測光
発売時価格:42,000円(ボディ)
      58,500円(SMC TAKUMAR 50mmF1.8付)
      68,000円(SMC TAKUMAR 50mmF1.4付)
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