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カメラ修理は横浜カメラサービス - yokohama-camera-service.com
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今回は旭光学のPENTAX MXです。

R0013930.jpg

旭光学は1975年6月にそれまでねじ込み式レンズマウント機に替えて、ほぼ同サイズでバヨネット・マウントのKシリーズをリリースしたものの、オリンパスのM-1,OM-1が引き起こした小型化の波に翻弄されてしまった話は過去に何度か書いたとおりです。
そして1976年11月に登場したのがこの機械式小型軽量マニュアル機PENTAX MXです。

見ての通り、使い込まれた上に長い眠りについていたようで、かなりばっちい状態。
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まずはざっと掃除して動作確認を行います。
モルト劣化、ファインダー汚れ&カビ、レンズカビ
シャッターは高速側は概ね良好ですが、低速がちょっと引っかかる感じです。

早速分解していきます。
このカメラは上カバーのペンタ部の内側にと、巻き戻しレバーの根本に厚みのあるモルト(遮光用の黒いスポンジ)が貼り付けられていて、どちらも経年変化で酷いことになっています。
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ペンタ部のモルトは遮光の用途ではなく、上から露出計基板を押さえつける役目を果たしているのですが、調整用の半固定抵抗に染みいって接触不良や電子部品の足が錆びる原因になっています。
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大抵こんな残念な感じになってます。
この時代のカメラは中の方までモルトを使っていますので、分解整備をしながら新しい物と貼り換えます。
オリンパスのOM-1のようにプリズムを侵していないだけまだましですが・・

モルトは遮光に、ホコリよけの密閉に、クッションにと色々と便利な素材だったのでしょう。
しかし今は修理人の憂鬱の種です。

分解する時はシャッタースピード表示部とそれを動かすワイヤーに注意します。
R0013982.jpg
このカメラはシャッタースピード表示部に非常に細いタングステンワイヤを使っています。
これを切ってしまうと、同じ太さでこの部分の張力に耐えるのワイヤーが手に入りません。
代替で太いワイヤを使うとファインダー内のシャッター速度の表示が徐々にずれるようになってしまいます。
大切なカメラの整備はプロにお任せを。

シャッターとワインド部です。
R0013987.jpg
清掃・給油・グリスアップなどを行います。

このカメラのスローガバナは下面に付いています。
R0013993.jpg
赤いペイントはメーカーで調整後ロックした部分ですので、弄らない方が無難です。
きちんと調整するには測定器が必要ですが、そもそもこんな所を弄らずに整備で復調させるのが基本です。
そんなわけで、清掃給油で、スローの不調は解消。

ミラーボックス
R0013990.jpg
PENTAX ME以降のミラーボックスはゴム部品の劣化で動かなくなる不具合が多いのですが、MXは違う物が使われています。

一連の整備が終わったら、ミラーボックスを組み込みます。
フレキ基板を元通りにもどして、露出計を調整すれば整備はほぼ完了。

このカメラから後はおでこのAOCOマークの彫り込みがなくなっまいました。
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外装はかなり綺麗になりました。
_DSC1592.jpg
MXはシャッターが不安定な個体が多いのですが、このカメラは中々優秀でした。

このカメラまだまだ使えますよ。

Pentax MX
発売:1976年11月 旭光学工業
形式:TTL 露出計内蔵式 35mm一眼レフカメラ
マウント:ペンタックスKマウント
シャッター:機械式布幕横走りフォーカルプレンシャッター B,1~1/1000秒
露出計:SPD又はGPDセンサ使用TTL方式 ファインダー内LED表示
発売時価格:ボディのみ48,000円 (ブラックボディ51,000円)
      50㎜F1.4付77,400円

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